キーボードの上部には「F1~F12」と製品によってはなにかしらのアイコンも一緒に印字されているキーがあるかと思います。これは「ファンクションキー」というものでそれぞれに何かしらの機能があります。知っていると便利なので今回はその機能について解説します。
【F1~F12の機能】
機能 | 使用条件 | |
F1 | アプリのヘルプを表示 | アプリウィンドウをアクティブにしている |
F2 | ファイルやフォルダの名前変更 | ファイル・フォルダを選択した状態 |
F3 | ページ内の単語検索 | Webブラウザ上(ctrl+Fと同じ) |
F4 | ウィンドウのアドレスバーを選択/直前の操作を繰り返す | エクスプローラー・Microsoft Edge/office系ソフト |
F5 | Webサイトの更新 | Webサイト表示中 |
F6 | ひらがなに変換 | 文字入力時 |
F7 | カタカナに変換 | 文字入力時 |
F8 | 半角カタカナに変換 (連続でおすと最後尾から1文字ずつひらがなに変換) | 文字入力時 |
F9 | 全角アルファベットに変換 (連続でおすと小文字・大文字・先頭だけ大文字の順に変換) | 文字入力時 |
F10 | 半角アルファベットに変換 (連続でおすと小文字・大文字・先頭だけ大文字の順に変換) | 文字入力時 |
F11 | ウィンドウを全画面表示 (解除は再度F11かescキーを3秒以上長押し) | 文字入力 |
F12 | 開発者ツール(検証)を開く/名前を付けて保存 | ブラウザ選択時/メモ帳やoffice系ソフト |
表のような機能を持っていますがアプリケーションによっては使用中は独自の機能を割り振っている場合もあるのでご注意ください。
【一緒に印字されているアイコンについて】
ファンクションキーに「F~」と一緒に印字されている各アイコンは「fn」キーを押した状態で押すとメディアの早送りや巻き戻し、音量調整などができます。これはマルチメディア機能でキーの種類や配置は、キーボードやノートPCのメーカーによって異なります。
【F1~F12キーを押しても表の内容が実行されない】
この場合は二つ可能性があります。
- アクティブ(選択している)アプリケーションがそのファンクションキーの処理内容に対応していないまたは別の機能を割り当てている、そもそもアクティブにしていない
- 初期設定でマルチメディア機能が有効になっている
1の場合はよくあるのはアクティブにしているつもりが、別のアプリケーションをアクティブにしたままのパターンが多いと思われます。
2の場合はノートPCでよくみらます。通常のファンクションキーとして使用する場合は「fn」キーを押した状態で実行すると機能します。「fn」+「esc」で「fn」キーを押したままの状態でロックも可能なので、連続して使用する場合試してみてください。